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ショットのクセや上達が見える!ソニーとヘッドのテニスセンサーを比較

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自分のショットのスピードや回転、インパクト時フェイス面のどこに当たっているかなどは感覚だけではわかりづらいですよね。例えばボールのスピードが上がらないのが悩みだとしても、その原因はヘッドスピードが遅いのかもしれませんし、回転をかけすぎているのかもしれません。今回は、様々な項目でショットを解析できるテニスセンサーの中でも手に入りやすいソニーとヘッドのテニスセンサーを使ってみたので、それぞれの本体や解析の機能を比較したいと思います。

 

本体を比較

ソニー スマートテニスセンサー (SONY  Smart Tennis Sensor)

ソニースマートテニスセンサー装着時の様子 ソニースマートテニスセンサー充電時の様子

重さはアタッチメント約2g+センサー約8gで約10g。使っているラケットの「PRO STAFF 97L CV」のもともとのグリップエンドキャップは約2gだったので、約8g分バランスがグリップ側に寄り、ラケットも重くなります。グリップエンドにつけるタイプですが、装着時は少しグリップエンドから飛び出します。グリップの握る位置や打ち方によっては手に触れるので違和感があるかもしれません。周りでも、バランスが変わったり、手に触れたりするのが気になるという人もいましたが、私の場合は初めからあまり気にならなかったこともあって、すぐに慣れました。
充電はラケットから外して、付属の充電ポートで行います。USBが接続できるACアダプターや起動中のパソコン、モバイルバッテリーで充電できます。
魅力的なのは対応ラケットの多さ。各メーカ一とも一部のラケットにはなりますが、ヨネックス、ウィルソン、プリンス、ダンロップ スリクソン、ヘッドと幅広いメーカーのラケットに対応しています。初めから複数のラケットを使うことは少ないかもしれませんが、続けていればいろいろなメーカーのラケットを試してみたくなったりしますから、その点ではかなり便利だと思います。

 

ヘッド テニスセンサー (HEAD  Tennis Sensor)

ヘッドテニスセンサー装着時の様子 ヘッドテニスセンサー充電時の様子

センサーの重さは約7g。対応ラケットの中には、もともとのグリップエンドキャップをセンサーと同じ約7gに合わせているものがあり、バランスや重さを変えずに使用できます。私が使ったのは「Graphene Touch EXTREME S」ですが、グリップエンドキャップはセンサーと同じ約7gでした。ソニーと同様にグリップエンドにつけるタイプですが、グリップの中に全て納まるので手に触れることはありません。ラケットのバランスや重さ、外観が変わらず、装着時の違和感がほとんどないので使う人を選ばないセンサーといえますね。
充電は付属の専用充電ケーブルに接続して行います。ラケットにつけたまま充電できて使い勝手はいいのですが、専用ケーブルなので断線には注意が必要です。
ヘッドのテニスセンサーですから当然といえば当然なのですが、対応しているのはヘッドの一部のラケットのみです。対応ラケットにもグリップエンドキャップとセンサーが同じ重さの完全対応のラケットとそうではないラケットがあるので、センサーを使うなら完全対応のラケットをおすすめします。

 

解析機能を比較

どちらのセンサーも、各ショット数、ボールスピード、回転量、インパクト位置の項目は共通しています。

ソニー スマートテニスセンサー (SONY  Smart Tennis Sensor)

ソニースマートテニスセンサーのショット解析画面 ソニースマートセンサーのショット詳細解析画面

共通項目に加えてスイングスピードも計測されます。ボールスピードとスイングスピードが同時にわかるので、どのくらいパワーが伝わっているのかを知ることができます。基本的には、スイングスピードよりもボールスピードが速いほどしっかりパワーが伝わっていると考えられます。
回転量、スイングスピード、ボールスピードは折れ線グラフで表示され、視覚的にわかりやすいのもポイント。ただ回転量については、よく見かけるrpm表記ではなく独自の指標が使われているので、他の人と比較しにくいところが少し残念です。
プレーの前後はバタバタしていてセンサーを操作できそうにないというときなどは、後からデータを取り込めるメモリーモードが重宝します。随時データを取り込むライブモードと同じようにすべての項目が計測されるので、事前にメモリーモードにしておけば後からゆっくりデータを取り込めます。

 

ヘッド テニスセンサー (HEAD  Tennis Sensor)

ヘッドテニスセンサーのショット解析画面 ヘッドテニスセンサーのショット詳細解析画面

最大のメリットはサーブのラケットの軌跡が3Dで見られること。自分の打ち方を確認できるのはもちろん、お手本にしたい人に使ってもらって参考にしたり、比較したりもできます。
解析項目としては、スイートエリアでのインパクト率と重さの項目が特徴的です。スイートエリアでのインパクト率が他のショットと比べて低いなら、その種類のショットは苦手だとわかります。誰にでも得手不得手があるので多少の差は気にしなくていいと思いますが、特定の種類のショットが極端に苦手だと戦術の幅が狭まってしまいやすいので気を付けたいところです。
あまり馴染みのない重さの項目ですが、使ってみても何を指しているのかよくわかりませんでした。上級者に使ってもらうと数値が高くなったので、高いほうがいいようです。
ボールスピードや回転数は棒グラフで表示され、1球1球の詳細は見やすくなっていますが、セッションを開始していないと詳細が表示されませんので、うっかり忘れてしまわないよう要注意です。

サーブのデータについてはこちらも参考にしてみてください。

まとめ

ソニー スマートテニスセンサー (SONY  Smart Tennis Sensor)

・対応ラケットが多い
・スイングスピードも計測できるので、パワーが伝わっているかどうかがわかる
・折れ線グラフ表示で視覚的にわかりやすい
・後からでも詳細なデータが取り込める
・プレー中、手に触れることがある
・ラケットバランスや重さが変わる
・回転量は独自の指標が使用されている

 

ヘッド テニスセンサー (HEAD  Tennis Sensor)

・装着したまま充電できる
・手に触れることがない
・バランスや重さが変わらない(対応ラケットのみ)
・サーブのラケットの軌跡が3Dで見られる
・各ショットのスイートエリアでのインパクト率がわかる
・ヘッドの一部ラケットのみ対応(完全対応のものとそうでないものが有る)
・解析項目の「重さ」が指している内容がわからない
・セッションを開始していないとショットの詳細データが表示されない

比べてみると、本体の使いやすさはヘッド、解析機能はソニーに分があると思います。私は、ウィルソンのラケットをメインで使っていること、テニスセンサー装着時の変化がほぼ影響しなかったこと、セッションを開始し忘れてしまうことからソニーのセンサーをメインで使っています。手に触れたり、ラケットのバランスや重さが変わるのが気になる場合やもともとヘッドの完全対応のラケットを使っている、もしくは購入予定の場合はヘッドのセンサーがいいかなと思います。
自分のショットが詳しくわかれば上達の一歩になるのは間違いありませんし、なにより客観的に目で見て実感できるのでモチベーションにつながります。楽しむためにも、上達するためにも役立つアイテムだと思いますよ。

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